多摩川台公園の門を出ると目の前は急な下り坂で、その先に見えるこんもりとした木立に心惹かれて行ってみると、そこは公園だった。
池には中の島があり、菖蒲の葉の間に小さな石灯籠が覗いている。滝の石組もあってけっこう立派な公園だ。
水鳥たちが滑るように泳いでいる。
岸辺にいた女の子が投げ入れる餌を争って、ときどきものすごい水しぶきをあげる。
それにしても静かな場所だ。
多摩川台公園は人のざわめきで満ちていたけれど、この公園はこんなに広々として眺めがいいのに、桜も咲いているのに、人の姿がほとんどない。穴場というやつか。
楽しい気分の人の群れの中にいるのは嫌いではないけれど、いささか人疲れしていたらしい。ぼんやりと静かな水の景色を見るうちに、少しずつ気持ちが落ち着いていく。
橋を渡る。
桜の門のよう。
桜の小橋を渡って斜面を登りきれば、そこからは田園調布駅への一本道、イチョウ並木。
田園調布駅。
昔の駅舎がモニュメントとして残っている。
かわいらしい。
オマケ。
田園調布駅を通り抜けて、奥沢に向かう途中で発見。渋い!
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