碑文谷八幡宮

この前このあたりを訪れたのは春、桜が散る頃だった。
あの桜並木もそろそろ色づきはじめただろうか、と足を延ばしてみたが少しばかり早かったようだ。まだまだ緑色の葉を茂らせた並木道をぽとぽとと歩く。
植え込みのチェリーセージ。鮮やかな赤い小さな花びらがきれい。
途中の角に立つ理髪店。
ピロティも赤と青。
通るたび、いつも写真を撮ってしまう。
碑文谷八幡宮。
背の高い木々に囲まれた静かなお宮。
静かすぎて少し怖いときもあるけれど、この木立の中にいると、心がしんと静かになるような気がする。
だから時々こうやって、ここまで来てみたくなるのだ。

東京寫眞帖

東京風景。 昭和の名残、ときどき現代。

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