池上梅園

今年も梅の季節になったので池上梅園へ。
ふっくらとした白い梅、
桃かと思うような淡い色合いの八重の梅、
きりっとした紅梅。
さまざまの梅を見て歩くのは飽きないもので、写真を何枚撮ってもまだ足りないような気持ちになる。


なかでもお気に入りなのは「月の桂」という名前のこの梅。

ほんのり黄色みをおびて、なるほどそれで月か… と感心していると、「あら、なんだか青い梅があるのね」という声がする。
青? これ、青いの?
この梅のそばを立ち去り難くてしばらくその場をうろうろしてあちこちから眺めている間、「青っぽい」と評した人が他にも何人かいた。感覚というのは本当に人それぞれにちがうものだ…

梅園の入り口近くの梅。
枝が長く張ってアーチのよう。
八橋のように板張りの道が渡してあって、楽しげに人が行き来する。
来年も再来年もそのまた次の年も。
またここにこうして梅を見に来られますように。

東京寫眞帖

東京風景。 昭和の名残、ときどき現代。

0コメント

  • 1000 / 1000