銀座・外堀通り

有楽町に出かけたついでに、新橋駅まで歩いてみた。
以前はよく歩いた通りだが、職場が移転してからは滅多に来ることがなくなった。
数寄屋橋の交差点で信号待ちをしながら、ソニービルが取り壊されてぽっかり空いた空間を眺める。
ん? エルメスのビルの上になにかいる?
目を凝らしてみると。
両手で旗を掲げた人が白馬に乗っていた。
エルメスのロゴをアレンジしたもののよう。
かっこいい。
あまり上を見上げたことはなかったから、これまで気づかなかった。

そのままてくてく歩いていくと、また赤信号に引っかかった。
なにげなくはす向かいの昭和なビルに目をやると。
なんですかね、この入口の上の五芒星。
なにかの結社みたいで気になる…
窓の両側のレリーフもよく見てみたい。
ということで、信号を渡る。
遠目にはお坊さんのように見えていたのだけど、近づいてみたら仏像だった。
巻物を手にしているので、おそらく四天王のうちの広目天かと思われる。
表情がりりしい…
反対側はいまひとつわからないものの、髪型の感じから吉祥天かな?
五芒星に仏像のレリーフ。いったいどういう組み合わせ? なんのビル?
以前はけっこうこの辺りを通っていたのに、本当に、まったく目に入っていなかった。
信号待ちもいいものだ。

追記。
この昭和なビルは電通銀座ビルといって、電通の本社が置かれていたのだとか。五芒星は結社なんかではなくて、当時の電通の社章。
それにしても、昔はたった8階建てのビルで本社機能をカバーできたんだなあ… 

東京寫眞帖

東京風景。 昭和の名残、ときどき現代。

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